七五三はいつ行けばいいの?2022年、大安の日に祝うなら何日?

七五三はいつ行けばいいの?できれば2022年の大安の日に祝いたいご家族の方に向けて調べてみました。そうしたら意外なことが見えてきました。

2022年七五三はいつ?

七五三の基本日程は11月15日とされています。江戸時代に始まった神事で、旧暦の数え年で行うのが正式とされています。

しかしながら今の七五三は旧暦ではなく明治改暦以降、新暦の11月15日に行われるようになったのです。

ということは本来の暦とは違っているということ。現在の暦に合うようにされたんですね。

改暦当時「旧暦の11月15日はいつ?」「旧暦の数え年ならこの子はいつお祝いしたらいいの?」などの混乱があったようですが七五三の本来は、子どもの健やかな成長を喜び、神社に参拝に行き感謝をささげお祝いをする行事。

それさえ守れば「11月15日付近でいいんじゃない?」的な空気が広がり、日程は好きにしていいという感じになってそれが現代に反映されているようです。

七五三の記念撮影にしても江戸時代からはなっかたことなので時代の状況によって変化してきていますね。

基本を守って世の中の変化を柔軟に取り入れる。この様な柔軟な考え方から、七五三の基本は11月15日だけれどもあまり離れすぎない1~2ヶ月の間に行われることが理想的に思われます。

七五三の日程は大安にすべき?

そこで2022年10月、11月の大安はというと10月の大安は4日㈫、10日㈪、16日㈰、22日㈯、26㈬になり11月の大安は1日㈫、7日㈪、13日㈰、19日㈯、24日㈭、30日㈬となります。

10月の大安 4日㈫、10日㈪、16日㈰、22日㈯、26㈬
11月の大安 1日㈫、7日㈪、13日㈰、19日㈯、24日㈭、30日㈬

2022年は11月15日㈫こそ大安ではありませんが10月の土日にかかる大安は16日㈰、22日㈯。11月の土日にかかる大安は13日㈰、19日㈯と4回もあります。晴れ着姿がたくさん見れる年になることでしょう

でも大安というのはそんなに大切にしなければいけないものなのでしょうか?

実は明治改暦によって変化したのは暦だけでなく、暦に関連した大安、仏滅などの六曜も変化してきています。

六曜というように旧暦では六つに区分されていたものが太陽暦になって七つに区分されるようになりました。当然ズレますよね。実はこの大安というお日柄の良い日とされているものは六曜と言って元々は中国の占いだったんですね。

大まかにいうと1週間のうちに6つの「大安」とか「仏滅」などが順番に繰り返されているものです。だからズレていくんですね。

「でも、カレンダーにも書かれているし、信憑性のあるものじゃないの?」との声が聞こえてきそうですがこれも「明治改暦以降」今の太陽暦に合わせて無理な形にされて本来の形から離れたものになってしまったようです。

言ってみればテレビや雑誌、新聞に載っている「今日の占い」的なものになっているようです。

そうは言っても人は真実でも、そうでなくても、信じればそれに影響されますよね。ましてや「昔からこうだ」と言われる信じている人に対して、否定して対立してもいいことはありませんよね。

「大安て迷信らしいよ」というよりも大安の日は都合がつかなかったけど仏滅だけは控えるようにするなど、気にするかもしれない身内の年配の方には「この日でいいかな?」との配慮をしておくことをおすすめします。

「明治改暦」の影響については落語でも「質屋暦」の題名で面白おかしく紹介されていますので
興味のある方は調べてみてくださいね。

2022年七五三の大安で混み合うのは?

上記の様な事情があっても
2022年に限らず七五三の日程で混み合うのは10月、11月の土、日で大安という組み合わせになると予想されます。混み合うのが嫌な場合はこの日程をまずは避けてください。

もちろん10月、11月の土、日というだけでも混み合う可能性はあります。
そのため、どうしても土、日しか日程が取れないようであれば例えば季節をずらすとか、
仏滅などのあまり好まれない日に行うとか検討してください。

やはりどうしても人気の日程というのはあるのでその辺りは仕方がないと考えてください。

また神社の人に例年の混み具合なども聞いておくといいでしょう。意外な日程ですいている時期があるかもしれません。

私の場合は地元の氏神様に参拝に行き感謝をささげました。名古屋の富士浅間神社です。何も大きな神社を目指さなくても、いつもお世話になっている氏神様にお参りする方が近くて時間的にも余裕がありお勧めします。

氏神様はその土地の守り神的な神様です。「家の氏神様はどこなの?」という方はご近所の方、町内会長さんに聞かれるとよいと思います。

まとめるとこうなります。

七五三は、子どもの健やかな成長を喜び、神社に参拝に行き感謝をささげお祝いをする行事。それを基本に考えれば余り「お日柄の良い日」に特にこだわる必要はないように思います。大安はお日柄の良い日の1つの要素として考えられた方が良いと思います。

昔からの行事も実は近年の都合で形を変えるものもありますからね。大きな道筋さえ間違わなければ、多少の変更はありということでご家族と相談されてはいかがでしょうか

七五三
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